猫作家のつれづれ日記。 ただいま二歳の娘の育児に奮闘中。とにかく腰が痛い。
2017年11月03日 (金) | 編集 |
娘が生まれた二年前に放送されたコウノドリ。
生まれて間もない娘をあやしつつ観ていた事を思い出します。
そして二年ぶりに放送と言う事で毎週かかさず観ています。
産んだからゴールではない、スタートラインに立ったところで
現実が延々と続いていくのが丁寧に描かれています。

3話は「産後うつ」と「無痛分娩」について。
二つのテーマがどう絡んでいくのかなと思っていましたが
うまいこと相互作用で繋がっていてとても見ごたえがありました。

妊娠出産に対する迷信って数限りなくあって
それに翻弄されて悩むのは結構あります。
子供が心配だからこそ母親が悩むのは自然な事です。
その中で「無痛分娩」への偏見には呆れてしまいました。
ドラマでは妊婦の心臓に持病があるので負担を減らすための処置でしたが
それでもやんや言われてしまうのか…
周囲から好き放題言われるのは私も経験はありますが
妊娠出産は人それぞれなので、聞き流すのが一番です、本当に。

無痛分娩はまだ浸透してないからか偏見が強いと感じてます。
もちろんメリットやデメリット、危険性もあることを知っていくべきですが。
それでも何かと言ってくる人達は
「自分は痛い思いして産んだなのにずるい」っていう嫉妬心も
多少あるのかもしれないし、それを遠まわしにマウンティングしてぶつけてくるのかな。
じゃあ歯を抜く時は麻酔使わないの?と思ってしまいます。

そして一方、じわじわと追い詰められる母親もいます。
佐野さん(高橋メアリージュン)はいろんなプレッシャーに追い詰められます。
娘の心臓の欠陥、保育園が決まらない、仕事に戻れない、
実母には仕事に戻る事を否定される。役に立たない口だけの旦那。

精神的負担のオンパレードで凝縮したようなイライラさが凄かったです。
ごく自然に悪気なく言ってしまうところが本当にもう何か…辛い。
中には正論を言ってる事もあるんですよ。「母親はあなたしかいない」とか。
でもね、だからこそ辛いんです。
正論は気をつけて使わんとお互い怪我しますよ。

…もともとの本人の気質や性格もあると思いますが
産後うつは誰にでもなりうるので他人事ではなかったです。
というか私自身も産後直後マタニティブルーになっていて、
もしかしたら産後うつになっていたかもしれません。
それだけ産後の負担って大きいし、かなり情緒不安定になります。
女性ホルモンのジェットコースターには簡単には抗えません。

とにかくこの回を観て思ったのは
「四宮グッジョブ!いいぞ、もっとやれ!」

二年前の放送時は冷たい先生だなあと思っていましたが
本当は心根の優しい先生なのです。
優しいだけが本当に優しいというわけではない。
でも思えば一般的な産婦人科医って四宮の雰囲気に近い感じがします。(良い意味で)

今回も四宮先生(星野源)が大活躍でした。
冷静沈着に理想に対しては理論的にきちんと考え意見を出す。
でもいざとなったら、患者に寄り添い助ける。
素敵な先生だなと思いました。

sinomiya1a.jpg
↑この時の「あなたを引き止めているのは俺のわがままです」と言うところがよかったです。
一瞬四宮先生の素が見れたような気がして。冷静だけど奥にある熱い気持ちや優しさが見える
不思議な表情でした。
「治ります」という一言も良かった。泣いた。
自分が病気だと自覚して、病名がわかってホッとできる…そういうこともあるのです。

四宮先生は二年前のコウノドリより
言動や態度、表情が少し柔和になったなあという印象です。

sinomiya3a.jpg
↑産後うつに陥った佐野さんに手を差し伸べる四宮。シーンとしても綺麗。
四宮先生の人間味あふれるシーンでした。さっと佐野さんの手を掴むのもいい。
描いていてこの佇まいが個人的に凄く好きです。
背中と横顔のラインとか、手も良いと思う。

さて佐野さんの自殺を止める事ができた後
佐野さんの旦那がやってくるのですが
「なんで言ってくれないの、夫婦は二人で一つだろ」
とお花畑みたいな事言う旦那(ナオトインティライミ)に
sinomiya2a.jpg
「はあ?何だそれっ?」と吐き捨てる四宮先生に拍手喝采でした。
シーンでは後頭部だけでしたがきっとこういう表情だったと思う。
(四宮先生が怒る時のイメージって青い炎が見えるような気がします)
この一言に全国のお母さんたちの言いたいことが凝縮されてたと思います。
そしてナオトインティライミの
ナチュラルにイラつく自称イクメン旦那の演技も素晴らしかったです。

四宮先生が懇々と旦那を諭すわけですが
「人間は二人で一つになんかなれない。
死ぬまで一人だよ。
たとえ夫婦でも別々の人間だからこそお互いを尊重しあう。
それで初めて助け合えるんだろが。」


いやあ~良いこと言うよ。
私もそう思います。「夫婦は二人でひとつ」「一蓮托生」みたいな言い方が多くて(年配の方とか)
ちょっと違和感あったので四宮先生の言葉にすごく納得しました。
妊娠出産に限らず、夫婦や家族がより良く生きていくために
どうしたらいいのかを考えさせられる言葉だったと思います。

これからのコウノドリもとても楽しみです。

~最後の一言~
今回のコウノドリはサクラよりも四宮先生が主人公のような気がする。


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